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js-STARの教科書 XR+対応版 #42 〜9.ユーティリティ(2) 乱数発生

9.2 乱数発生

乱数発生ユーティリティを使うと、簡単にサンプルデータを作成することができます。 範囲や数を設定して、乱数や連番を出力することができます。

■画面構成
<出力の種類の設定>
プルダウンから『一様乱数』『正規乱数』『連番』を選択します。選択によって、設定画面が変化します。
<一様乱数>
 出力数の設定 出力する縦(行)と横(列)の数を設定します。
 出力値の設定 最小値、最大値、小数点以下の桁数を設定します。
 相関係数の設定 出力する複数行の相関係数(-1≦r≦1)を設定します。
<正規乱数>
 出力数の設定 出力する縦(行)と横(列)の数を設定します。
 出力値の設定 平均、標準偏差、小数点以下の桁数を設定します。
 相関係数の設定 出力する複数行の相関係数(-1≦r≦1)を設定します。
<連番>
 出力値の設定 開始、終了、間隔を設定します。

<結果エリア>
分析結果が出力されます。結果エリア上部には、【保存】【コピー】【消去】のメニューがあります。出力した乱数の度数集計,基本統計量,相関係数を出力します。

■使い方
0.   手法【乱数発生】を選択します。
1.   出力する種類を選択し,設定をします。
2.   【計算!】をクリックして計算結果を出力します。
3.   結果をコピーします。
4.   他の分析メニューに貼り付けて利用します。

補足:
乱数の出力と同時に,度数集計・基本統計量・相関係数を出力することができます。
出力された乱数は数式を使った疑似乱数なので,目的に合った数値かをいろいろな統計量を使って確認するとよい。

■発展
<結果を右列に追加>

【計算!】ボタンの右隣に【結果を右列に追加】があります。ここにチェックを入れると、すでに出力されている結果の右列に新しい乱数を追加できます。
列ごとに出力データの種類や範囲、相関係数などを変えることで、より複雑なサンプルデータを作成できます。

<乱数コマンドで乱数発生>
乱数コマンドを使って、乱数(整数の一様乱数のみ)を発生できます。
データ入力画面がセルレイアウトの場合は「一括代入エリア」、テキストレイアウトの場合は「テキストエリア」に入力します。

●乱数コマンド
unif 最小値 : 最大値 * 縦数 * 横数(横数が1の場合は省略可)

乱数コマンドの例
unif1:5103 (1~5までの乱数を縦10×横3)
unif1:2*5 (1~2までの乱数を縦5×横1)

「一括代入エリア」→セル代入
1.   「一括代入エリア」内をクリックします。
→ エリアが広がる。
2.   乱数コマンドを入力して、【Enter】キーを押します。
→ 乱数が作成される。
3.   【代入】ボタンをクリックします。
→ セルに代入されます。

補足:
スタック形式のデータを発生させれば、各セルに集計結果を代入することができます。

#jsSTAR #フリーソフト #統計 #データ分析

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